ステアリングセンター出しのやり方(タイロッド調整)

DA17Vカスタマイズ

こんにちは!DIY趣味ブログです!

今回の記事ではステアリングセンターの調整方法について説明します。

※今回の記事では足回りの調整を行います。自己責任のもと作業を行って下さい。本記事によって起きたいかなる損害についても補償致しません。

使用する工具

使用する工具はモンキーレンチ・ペンこの二つのみで完結します。

ステアリングセンターは何故ずれる?

まずステアリングセンターのずれについてですがいくつか原因があります。

  1. ステアリングを変えた
  2. タイヤを変えた
  3. 事故等で足回りをぶつけた
  4. 車高調整式サスペンションのセッティングを変えた

等いくつか考えられます。

1と2についてはホイールアライメントのズレは起きていないはずなのでそのまま調整に入っても大丈夫ですが、3や4の様にアライメントズレが起きている場合は必ずサイドスリップテスタや4輪アライメントテスタで確認を行って下さい。

特に4のサスペンション調整を行った際、エブリイの様にストラット式のサスペンションであればキャンバー角とトー角共にズレるので気を付けましょう。

何処を調節するの

センター出しの際調節する部分ですが、タイロッドといわれる部品を調節していきます。

足回りの簡易的な下記の図を用意しました。

ステアリング→ステアリングラック→ステアリングギアボックス→タイヤ

と動力を伝達し操舵しています。

実際にステアリングを切ると下のGIFのように動きます。

実際の動きを見てもらうとわかりやすいですがタイヤの切る為の棒がついているということですね。

調整する部分は赤丸で囲っている部分となります。併せて実車の画像も参考に載せておきます。

どんな風に調整していくの?

調整する部分が分かった所で何を基準にどう調整していくのかが分からないと調整できません。

まず、走っている際に下記画像の様にステアリングが斜めになって真っ直ぐ走ると思います。

※画像ではステアリングが右にズレている状態で説明しています。

その状態でステアリング基準で真っ直ぐの状態に戻すと下記画像のような状態となります。

上記を踏まえて考えるとステアリングが真ん中の時タイヤが左方向に向いてしまっている事となり、「右側のタイロッドを伸ばす」「左側のタイロッドを縮める」調整を行う必要があります。

タイロッドの回し方

まず最初にペンで基準位置をマーキングしてください。

私は解りやすいようにステアリングギアボックスの六角部分一面を参考にマーキングを行い作業を進めています。

因みにタイロッドの回し方についてですが、横から覗いた状態で調整するのでどちらに回したら締まるか緩むか解り辛いと思います。

そんな時は緩み止めのナットを動かしてみましょう。

「右回りで奥に進む」「左回りで手前に進む」と考えると解りやすいと思いますが、タイロッドエンドも袋状になっているだけでナットと同じように動きます。

但し回す部分はステアリングギアボックスのロッド部分になるのでナットを回した際の基準とは逆方向に回すこととなります。

ナットを右に回して縮む方向ということは、ロッド基準でみると左に回して縮む方向に動くという事です。

最後に

以上を参考に調整を行うことでハンドルセンターを出すことができます。

但しタイロッドエンドをどちらに回したか分からなくなった場合は一度最初の状態に戻してから作業をやり直してください。

どちらもトーイン側に回したり、トーアウト側に回したりしてしまうとタイヤが偏摩耗してしまう原因になったり足回りに負担をかけてしまいます。

また、車検に通らなくなってしまう事も考えられるので設備のある会社でサイドスリップ調整をやり直してもらうようにしましょう。

車の足回り調整の正しい知識をもって楽しいカーライフを楽しみましょう!

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